2093．冷やし

「君は冷やし中華で言ったらきゅうりみたいなもんだし」







さあどっちだろうか。


実際に言われたら褒められたと思いますか、それともそうでないと思いますか。



栄養という面で言ったらまあきゅうりは必要無い訳だ。
むしろビタミンCをぶっ壊すらしくマイナスだ。

でも彩り的に言ったらそれなりに必要ではあるわけだ。
麺はおおよそ黄色でそこに入り込む緑と白ですし。
他の緑色の野菜だとだいたいオール緑で白が無いですし。
だがしかしこの白が栄養皆無なわけだ。必要無いけど必要な箇所ってことだ。

そしてもう一つ言うなら食感という点だ。
麺という柔らかい中から唯一のシャキシャキ感。
変化がついて非常にグッド。栄養が無くてもこういう面で役に立つという生き様。
（なお個人的には邪魔だと感じてます）



とまあ、こういう言葉いいですよね。
なんか受け取り方によっては褒め言葉にもそうでないようにも取れる言い方。
こういう言い回しをどんどん会得していきたい所存です。
そうやって空気のように生きていきたいところです。



改めて見たら「きゅうり」という代物で例えることがそもそもで
かなり不可思議なものだなと思いました。
栄養的には皆無なのに食感だけで生き残ってきてるこのハードコアなスタイル。
見習いたいものです。やっぱり見習いたくはないです。



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