2010．饒骨髄虫処

饒骨髄虫処を考えた奴は絶対に誰かモデルがいると思う





まあ皆さんは今回はどの地獄に落ちようかとかそういう人生プランは
常々考え込んでしまうと思いますが
焦熱地獄の中にある十六の小地獄、その中の一つにある
「饒骨髄虫処」という地獄。実はこんなものです。



「今よりもよい世界ではなく、当たり前の人間界に転生することを望んで戒を破り、
　牛の糞に火をつけて自らの身を焼いた者が落ちる。」



これだけ妙に具体的なんですよ。
特に後半の辺り。


色々と地獄を調べると分かりますがだいたいの場合は
どんな人が落ちるのか、については「～をしたので」という理由がついてます。



ただこれだけはなぜか二つこなさないとダメなのです。
これだけ何でもう一つの条件をつけているんでしょうか。
牛の糞でないとダメなんですか。
確かに牛の糞にはメタンだとかが入ってるらしいので燃えるは燃えるでしょうが、
油とかに火をつけたんじゃダメなんでしょうか。
人間界云々はどうでもいいですが何故そこを限定したんでしょうか。


これ思うに著者の周りで似たような事件があったんじゃないかなと
何となく思ったりしてます。
偶然だとは思いますが牛の糞が燃えるのを知ったから
それもついでに書き加えたんじゃないかなあとか勝手なる推測です。




まあ同じ十六地獄の一つに
「礼儀作法を理解してなかったので」という理由で落ちるのもあるので
もうかなり適当に書きましたよね、これ。


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