1299．バタフライドリーム

「この世界は蝶の見てる夢に過ぎないのかも知れない」



という風に中国の荘子は言ったが

つまりあれだ、逆に考えると



「蝶は世界を作ってる夢を見ることが出来るのかも知れない」





まず蝶が夢を見ることが出来るのだろうか。

夢というのはある程度の脳機能が無ければ夢を見ることは無いはずだ。
すなわち、昆虫の類が見ることは無いだろう。



だが、ここで一つの単語が浮かび上がる。

「バタフライ現象」である。
これは「ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか」といった
"関係ないちょっとした出来事が大きな変化を起こす"といった現象のことだ。


この現象の存在は、すなわち「蝶が世界を作っている」ことの説明ではないだろうか？
本人（本蝶？）が意図せずしても世界に災害を起こしているのだ。
「破壊も創作の一つ」と考えればこれも世界を作っているのである。




荘子の言葉はこんなことも意図してたのかも知れない。




まあここまで書いてきたがぶっちゃけ主観に過ぎない。
もしかしたら人間が知らないだけで普通に夢を見てる可能性だってある。
というかそもそもが盛大に深読みした結果である。



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