5387．サイコ・ゴアマン

『サイコ・ゴアマン』という映画を観ました



Amazonプライムビデオでふと気になったので。
「倫理観はいったん置いておこう」な一品でした。


一応、グロあり。
ただし痛めつけるとかそういうのじゃなく首が飛ぶとか
そんな傾向のやつ。

ストーリーとしてはかなり王道。
ふとした時に主人公の少女が手に入れた宝石。
それは実は封印されてた凶悪な宇宙人に命令が出来る宝石だった。
宝石の命令を使いながら宇宙人と生活していく。
そしていつしか宇宙人を討伐すべく刺客が現れてきて…
みたいなそんなやつ。

主人公は一応、兄妹ですが宝石を持ってる妹がだいぶ強烈。
なんて言うんですか、唯我独尊タイプ。
他の人物もそこそこ癖があって少しずつ活躍してくれる。

凶悪な宇宙人も「実はいいかも」みたいなものを見せながら
割と犠牲になる一般人もそこそこいる。
刺客もヒーローなんですがそんなに純然に善ではないという。

そういう入り乱れ方というか登場人物の性格を
「一面だけ」という形にすることなく多面的な見せ方だったのは良かったです。

後半30分ぐらいからはかなり夢中になっていました。


後は一応、ネタバレ前提で白文字で書きます。

ここから

最後「それかーい」みたいなクレイジーの回収の仕方は見事でした。

宇宙人も完全に改心という都合のいいものではなく
結局は街中を暴れまわるエンドなのはなかなか考えさせられる。
ご都合にならないことが逆に良いと言うべきか悪いと言うべきなのか。
まあ、そんな安直ではないよねってのは分かる。はい。

あと、友人が途中で妹の命令により「脳みそみたいな生き物」に
変えられてしまうのですが、元に戻ることは無いまま家族と食卓を囲むという
なかなか苦みのあるエンディングで終わるのが
ちょっと棘を残す後味でした。一番の犠牲者ですね。


ここまで


総合的に言うと4:6ぐらいでオススメはしない感じですね。
倫理観とか勧善懲悪に重きを置きたい人はオススメはしないです。
それらを横に置いておける方用。
置いておけば結構色々な味を感じることが出来ます。


そんな感じでした

￥e