1850．思

自分はまあ花屋の匂いを嗅ぐと口の中が冷えます






もう少し具体的に言うとアイスの味を思い出します。



幼少期にですね、よく親に連れられていったスーパーマーケット。
そこでまあ買い物の間中、本屋とか行ったりしてたんですよ。

そんでもって買い物が終わったであろうその合流時。
出口の近くにですね、軽食屋とでもいうんですか。購買があるんですよ。
自分はまあよくそこでアイスを買ってもらってました。

さらに言うならその軽食屋の隣、花屋だったんです。
だからいつも花の匂いがえらいする中でそのアイスを食べてたものでして。




だからまあこの結びつきによって花屋に行くとアイスのことを思い出します。



いやまあふと思い出したっていうただそれだけです。






こういう風に「当人にしか分からない」ってあるから人格の再現って難しいですよね、という。

実はまあネウロを読み直してたらそういう話があったものでして。


恋人の人格をコンピュータで作ろうとすることを
「シェイクスピアを聴いた事も無い人が猫に踏ませてそれを一曲作るようなもの」
というのはやっぱ秀逸だと思う。




ところでこれって「トラウマ」ではなくて何て言葉があるんでしょうね。
「思い出」が正しいかも知れませんが悪い意味としても使われますし。



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