873．黒い

就職活動真っ最中
酷暑の中歩き回って一休み
そんな時に聞こえた背広姿の人らの会話



「結構なブラックなんよ、最近流行りの」
「マジで？多いよな、そういうの」
「すげえブラック。なんかもうほぼ毎日寝かせてくれない」
「起きっぱなしかよ。辛くね？」
「でもやめられないんだよなあ。仕方無いか、みたいな」
「うわ、癖にまでなったのかよ。そういうのあるとは聞くけど」
「自分じゃ"癖"とかそういう自覚は無いんだけどな」
「で、最初にブラックって聞いた時どう思ったよ？」
「"こんなんぜってー無理"とか思ってたよ」
「それが今や？」
「慣れてきちゃうと"これが大人か"って言うか」
「そんな大人にはなりたくない」
「まあ、そんなブラックに関わらないだろう奴らがうらやましいとは思うけど」
「でも仕事してると結構見るんだよな。相手方が、とか」
「あー分かるわ。うちの社長も結構重度だわ」
「社長からしてそれか」
「すげー濃いの、マジで。ドンブリ勘定っていうかかなり適当」
「直接は関わらないんだろ？」
「まあね。被害は無いからいいんだけど」




「あ、来た」
「こんな話をしてる時にそれ、ってのもなんだな」
「結局のところ落ち着くのがこれ、ってことかもね」




「ミルク入れるか？」







うまいこと書こうとして訳分からなくなった一例

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ありがとうございました


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