1866．Phone

電話というものが嫌いな理由







いやまあ単純に人の顔見えないで話がしたくない、ってのはありますが
それ以上に自分にとっては恐怖以外の何物でもないんですよ。

で、何でかなあと思い返してみたわけですよ。
電話嫌いになる出来事がそういえばあったなってふと気付くのです。




小学生とかそんぐらいの頃ですかね。もしくはもうちょい前ぐらいか。
当時の状況はほぼ忘れましたがとにかくその時は一人で家にいたんですね。


んで基本的に「電話は出なくていい」みたいなスタンスだったんですよ。


そこからまたある日のことなんですがね、留守番してたら電話が鳴ったんですよ。
まあ「出なくていい」でしたから放っておいてたんですね。

そしたらずーっと鳴り続けたんですよ。
今でこそデフォでついてますが昔って留守電なんか無かったんですよ。
だからまあ鳴るだけ鳴りっぱなしでした。とにかくもう鳴り続けたんですよ。



1時間ぐらい。




もちろん携帯なんてのも存在しない時期ですからとにかくもう必死だったのでしょうね。
間隔を空けてまたもう一度、みたいに。それをずっと。




「家の中にある訳も分からず定期的に高い音を鳴らし続ける謎の存在」




こう書いたらどうですか。
なんか怖い感じしませんか。


頼れる親もいないわ電話は鳴り続けるわ幼心にとにかく恐怖の対象でしたね。


それ以降に電話が鳴るたびに自分としては結構な恐怖が沸き上がってきます。
触れられないと恐怖はなくならないとは言えど。



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